病院の種類
日本には、「小さい病院」「大きな病院」があり、けがや病気の症状によって、行く病院の種類が違います。
| 小さい病気 |
| 「クリニック」「医院」「診療所」など体調が悪い時、軽いけがをした時に行きます。 家の近くの「かかりつけ医」がいると安心です。 ※かかりつけ医：病気や健康について、気軽に相談できる医者 |
| 大きい病気 |
| 「総合病院」「大学病院」など詳しい検査をする時、入院や手術が必要な時に行きます。 大きな病院に行く時は「紹介状」を持っていきます。 ※紹介状：大きな病院に行く前に、小さい病院の医者が別の病院の医者に書く手紙。招待状を持たずに大きな病院に行くと、余分なお金がかかります。 |
▼どんな病院がある？
【内科】
風邪をひいたとき、お腹が痛いときなど、体の調子が悪いときに行く
【外科】
けがをしたとき、手術が必要なときに行く
【小児科】
赤ちゃんや子どもが病気になったときに行く
【整形外科】
骨を折ったとき、腰や膝が痛いときなど、骨、関節、筋肉の調子が悪いときに行く
【眼科】
目の調子が悪いときに行く
【耳鼻咽喉科】
耳・鼻・のどの調子が悪いときに行く目の調子が悪いときに行く
【皮膚科】
皮膚の病気のときに行く
【歯科】
虫歯になったとき、歯をきれいにしたいときに行く
【産婦人科】
女の人がなる病気になったとき、妊娠したときに行く
【精神科・心療内科】
心の病気を診る
病院に行く時に必要なこと
予約をしなくても診てもらえる病院が多いですが、予約が必要な病院や、予約した方が早く診てもらえる病院もあります。
また、診察時間が曜日によって違うことがあるので、電話で問い合わせるか、病院のWEBサイトで確認しましょう！
初めて行く病院の場合は、次のものを用意します。
・健康保険証
・本人確認書類（在留カード等）
・お金
・飲んている薬・サプリメント等
・紹介状（大きな病院に行く場合）
▼日本語が不安な場合
| 医療機関検索サイト | 医療情報ネット「ナビイ」 全国の医療機関・薬局を検索できる 対応言語：英語・中国語・韓国語 |
| 電話医療通訳 | AMDA国際医療情報センター 電話：03-6233-9266 時間：10:00～16:00 対応言語：英語・中国語・韓国語・スペイン語・タイ語・ポルトガル語・フィリピン語・ベトナム語 ※言語によって対応可能な時間・曜日が異なりますので、WEBサイトで確認して下さい。 【東京都】外国人患者向け医療情報サービス 電話：03-5285-8181 時間：9:00～20:00 対応言語：英語・中国語・韓国語・スペイン語・タイ語 |
医療保険
在留資格があり、期間が3ヶ月を超える人は必ず①～③のうちどれかの医療保険に入り、「保険証」をもらいます。
「保険証」を見せると、病院で払うお金が、かかったお金の10～30％になります。
| ①健康保険 |
| 会社で働いている人が入る保険です。 1週間に20時間以上働いて、毎月の給料が8.8万円以上などの条件があります。 健康保険に入っている人の家族も、条件が合えば入ることができるので、まずは会社に確認しましょう。 手続きは会社が行い、毎月払う保険料は会社が半分払います。 |
| ②国民健康保険 |
| 会社などの健康保険に入っていない人が入る保険です。 手続きは住んでいる役所で行います。 同じ家に住み、健康保険に入っていない家族がいる場合は、一緒に国民健康保険に入り、毎月払う保険料は、家族の人数や所得で決まります。 |
| ③後期高齢者医療制度 |
| 75歳以上の人が入る保険です。 前に入っていた医療保険をやめ、手続きは住んでいる役所で行います。 毎月払う保険料は、所得などで異なります。 |
⚠ POINT
手術したり、入院したりして、1ヶ月に病院に払ったお金が高くなったとき、「高額医療費」をもらうことができます。いくら払ったらもらうことができるかは、所得や年齢によって異なります。
医療に関する相談先
病気やケガのときの医療機関の使い方や健康に関して、相談したい場合は「外国人相談ナビ」の以下のページで相談先を紹介しています。
参考リンク（外部サイト）
